色彩心理

「パープル」が人間に与える効果

投稿日:2018年12月22日 更新日:

今回は、「パープル」が人間に与える心理効果をご紹介したいと思います。

パープルは赤と青を混ぜた色です。「赤紫」「青紫」という色もあるように、その幅広い色域のある色です。活発的な暖色の赤と、抑制する寒色の青という正反対の色を混ざった色であり、両方の性質を持つという研究対象としても面白い色です。

パープルは高貴な色であり、スピリチュアルのイメージカラーでもあります。
そのため、セラピストなどが好んで使う色で古くから宗教的な色としても使われてきました。
しかし、ネガティブなイメージもある色で、病的な印象や異常な精神状態をあらわす色でもあります。
広告でも使い方にセンスが要求される色です。

パープルが好きな人の傾向

ミステリアスで自分をしっかり持っている個性派

パープルは、神秘的な力を象徴する色です。

パープルを好む人は秘密を持ち、その私生活を他人に晒すことを嫌います。
そのため、他人からは「ミステリアス」な雰囲気を持っています。自分自身に自信を持っており、頭の回転が非常に早く知的な人です。その場に合った適切な判断ができ、最善の行動をすることができます。

自信家でもあるため、周囲の人間を時には見下すこともあるかもしれません。
自分の世界観があり、それを言葉ではなく物で表現することができるため、芸術分野の職業に向いています。
アーティスト、音楽家、哲学者、カラーコーディネーターなどが適職といえるでしょう。
また宗教的な職業である、神職や占い師などにも向いています。

組織においては、直感的に相手の気持ちの変化などにすぐ気づくことができ、非常に強い使命感をもっているため、リーダーになるとその力を存分に発揮できます。

パープルが人間に与える心理効果

「パープル」の効果

パープルがなぜ神秘的なイメージや宗教を象徴する色なのかというと、色のスペクトルでもその一番端に位置するためです。可視光線のグラデーションは赤から始まり、紫で終わります。そのため、赤は「誕生」紫は「死」をあらわすことになるのです。

パープルには死をイメージさせるだけでなく、その先の神秘世界へ導くというイメージがありますが、実際には人を癒す色でもあるのです。
パープルには華麗さや崇高さを持つ色でもあり、欲望や不安さなども表現できるという変わった特徴があります。
日本でも古くから高貴さを持った色として認識されており、冠位十二階の最高位の色はパープルです。

広告領域での「パープル」の効果

触覚を想起する、悲しみや怒りをいやす

パープルはその色の持つ印象が多彩であり、広告においてもその用途は様々です。
触覚を想起させる色という特徴もあるため、手で触る商品などで使うとその効果を発揮できます。
芸術家にインスピレーションを与え、刺激しやすい色でもあるために、芸術作品などの広告で使われることもあります。

パープルには、人の心にある悲しみや怒りという感情を癒す効果があります。そのため、そういった関連の商品の広告には積極的に使いましょう。
色の組み合わせとしては補色の黄色と非常に相性が良く、視認性を高める効果もあります。
なかなか広告では使うのが難しい色ですが、小さい面積から使うことでその有用性が理解できるようになるでしょう。

 

「パープル」を活用しているWebバナー・Webサイト

パープルは単色で使うと、くどくなる傾向があるため、他の色との組み合わせでその色の特性を発揮できるようになります。
アクセントカラーとしても有用で、白と組み合わせることでその知的なイメージを演出することができます。
パープルを中心とした様々なWebクリエイティブの例を見ながら、その効果をみていきましょう。

NIWAKA

京都にあるジュエリーブランド「NIWAKA」のバナーです。
世界的にも知られるハイブランドであり、その高貴さを背景のパープルが見事に演出しています。

文字のメッセージを省き、商品のジュエリーのみに視点が集まるという工夫があります。
「身に付ける」という触覚を想起させるパープルがその商品の魅力を最大限に引き出しています。

 

マウスコンピューター

BTOパソコンを扱うマウスコンピューターのコーポレートカラーは黄色ですが、このバナーではパープルを全面的に使うことでその黄色の視認性を高める役割をしています。
17.3型というノートパソコンでは非常に大きいサイズのパソコンの魅力をコンパクトに伝達しています。

 

SK=Ⅱ

スキンケア商品を販売するSK=Ⅱのバナーです。
パープルには女性的なイメージがあり、女性の視線を集めやすいため、その色の使い方が効果を発揮しています。
背景を紫の雲にすることで商品の効果と神々しさをも演出しています。
色をグラデーションで使うことでそのくどさを感じさせないバナーです。

 

SIGNAL

株式会社FACTBASEが運用する、仮想通貨市場情報プラットフォームのウェブサイトです。
世界・宇宙・AI・ビッグデータ・ITというキーワードを連想させるサイト構成になっており、黒をベースにアクセントカラーとしてパープルを活用しています。
画面は全体的に暗いのですがそのことにより、彩度の高いパープルが一層際立っています。


https://signal.fact-base.io/

 

リクサス

物流のウェブサイトとは思えないほどに洗練された作品です。
基調は白で、アクセントカラーとして濃い彩色のパープルを使っています。
全体の構成が道のようにデザインされており、素材も動くため視聴者がサイトを見ていて飽きることがありません。設計・デザインともに非常に秀逸なサイトです。

 

http://www.lixus.co.jp/

 

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宮田 あゆみ(Web行動心理学研究所 編集部)

Webディレクター・マーケター・ライター
2018年に株式会社インフォデックスに入社。 Web行動心理学研究所の編集部としてライティング・マーケティング・PRを行いながら、WEB広告・LP・サイト等数々のディレクションも担当している。

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