色彩心理

「緑・グリーン」が人間に与える効果

投稿日:2018年12月17日 更新日:

今回は、「緑」が人間に与える心理効果をご紹介します。

緑が持つ性質の特徴は、木や森をイメージさせ、見る人の気持ちを穏やかにすることです。
広告の領域においては、「安心感・健康」という印象を持たせたい場合に効果的です。

それでは、「緑」が与える心理効果と、Webデザインの参考例をみていきましょう。

「緑」が好きな人の傾向

忍耐強く、目標に向かうことができる
緑には、癒し、成長、自然、安心、バランスなどのイメージがあります。

緑を好む人の特徴として、控えめで謙遜だということがあります。人を押しのけて目立とうとすることが少なく、上品で辛抱強さを持った性格の人が多いでしょう。育ちが良く、上流階級の趣味を持ち、非常に礼儀正しいという特徴があります。

率直で、社交性のある人が多いのですが、その性格が災いして時には他人に良いように利用されてしまうことがあります。

仕事の面ではバランスよく着実に歩んでいくことが出来るため、医者や科学者、文学者などに向いています。
人との会話を楽しむことができるため、優れた教育者となることもあるかもしれません。組織においては、グループの調整役を担うことが出来、見えない縁の下の力持ちという存在になるでしょう。

緑が人間に与える心理効果

「緑」の効果

緑が持つ力として、癒しやリラックス、人の気持ちを落ち着かせるという心理効果があります。
例としては、かつて自殺の名所であったイギリスのある黒色の橋の色を緑色に塗り替えたところ、自殺者が激減したという事例があります。普段ストレスにさらされている人は、自分の部屋に積極的に緑を取り入れることで癒し効果、リラックス効果を期待することができます。

広告領域での「緑」の効果

緑には、健康や成長という印象を与えることができるため、食品や環境の広告によく使われます。
また、緑は青と黄色と混ぜた中間色のため、周辺の色と調和しやすい特徴があります。

また、緑は安心感や自然との調和を連想させるので、自然や環境に配慮する企業のコーポレートカラーに使用されることも多いです。健康になれる商品の訴求にも効果的であり、そういった商品の広告には積極的に利用したい色です。

緑は春と初夏をイメージさせることからフレッシュさを与えることができます。その季節のキャンペーンなどに使用することで、人に親しみやすさを与える効果を期待できます。

中間色である特徴ですが、他の色と組み合わせることで様々な効果を生み出す色で、広告としては非常に使い勝手が良い色だといえます。

参考にしたい!「緑」を活用しているWeb広告・サイトデザイン例

緑そのものが持つ安心感を与えるものから、他の色との組み合わせたものなど例を見ていきましょう。Webのバナーで使う場合、緑は主役にもなることができる色であり、他の色を調和させることもできます。

ヘルシア緑茶

日常的に飲用してもらいたいヘルシア緑茶ですので、健康と若々しさをイメージさせるために緑を全面的に使用したカラーリングをしています。

緑の使い方のポイントとしては、2つあります。

まず、緑でも背景の緑と文字部分と下部に濃い緑と使用して使い分けをしていること。

もう一つは、緑の補色である赤を最も訴求したい部分に配置しバランスを保っていることです。赤と黄色を配色する場合には、それぞれの非常に主張が強い色なのですが、このバナーでは見事に緑が調和しており統一感があります。

 

積水ハウス

積水ハウスのコーポレートカラーは青ですが、販売しているマンションなどの物件の広告には緑を配置することが多いです。

マンションの安心感と自然に囲まれた生活をイメージさせることができます。一般的に不動産物件のバナーなどでは緑は使用頻度が高い色です。

 

 

ライフネット生命

ライフネット生命などの保険会社や金融会社にも、よく緑は使われます。これは緑の持つ安心感を連想させる目的があります。

ライフネット生命のこのバナーでは白を配置することで安心感の他にも親しみやすさと元気な印象を与えるバナーとなっています。イラスト、ロゴ、訴求メッセージ、カラーリングのバランスが非常に良いバナーです。

 

LINE

LINEのカラーといえばこの緑が定着しています。やや黄緑に近い彩度の高いコーポレートカラーは元気さと快適さを訴求することに成功しました。
日常的に使うアプリだからこそ、その親しみやすさを感じさせる緑が非常に効果的です。
LINEもモバイルでも、すでにLINEアプリで浸透しているカラーを使うことで、ブランディングに一役買っています。


https://mobile.line.me/

 

野市中央病院

健康を連想させる効果がある緑は、医療機関や介護施設でもよく使われる色です。

野市中央病院では基本的に白をベースにアクセントカラーで緑を使うことで、その安心感、健康、癒しの効果を与えるカラーリングになっています。

ベースの白もやや緑に寄せた色を選択しており、全体的に優しい印象を与えるデザインです。病院の写真にも自然の緑を配置させることで統一感が生まれています。


http://www.kouseikai-g.jp/

 

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宮田 あゆみ(Web行動心理学研究所 編集部)

Webディレクター・マーケター・ライター
2018年に株式会社インフォデックスに入社。 Web行動心理学研究所の編集部としてライティング・マーケティング・PRを行いながら、WEB広告・LP・サイト等数々のディレクションも担当している。

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